脳神経外科
脳神経外科は、脳だけでなく、脊髄、末梢神経系及びその付属器官(血管、骨、筋肉など)を含めた神経系全般の病気が対象となります。
自己判断が難しい症状も多いので、異常を感じたらお気軽にご相談ください。
自己判断が難しい症状も多いので、異常を感じたらお気軽にご相談ください。
脳神経外科で扱っている主な症状
以下のような症状がある場合はできるだけ早くにご相談ください。
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頭が痛い
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めまい
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頭のケガ
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耳鳴り
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手足の痺れ・まひ
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物忘れ・注意力の低下
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顔の麻痺
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吐き気
頭痛外来
日本人の4人に1人が患っている頭痛ですが、その原因は多種多様です。
頭痛には、命に関わらない頭痛(一次性頭痛)と命に関わる頭痛(二次性頭痛)があり、自分で判断してしまうのが危険な場合があります。
このような症状があったら要注意
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頭の片側のズキンズキンという痛み
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目の奥から感じる痛み
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頭が割れるような痛み
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言葉のもつれを伴う頭痛
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頭が締め付けられるような痛み
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吐き気やめまいを伴う痛み
主な頭痛の種類
身体の部位が悪いことが影響していることも多く、腰や首や肩の間接のアライメントを整える事で内服せずに頭痛が改善することがあります。
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01
片頭痛
(偏頭痛) -
- 好発年齢
- 20~40歳代
- 性差
- 男:女=1:4
- 部位
- 片側~両側の前・側頭部
- 痛みの症状
- 脈拍に一致した拍動性の頭痛
- 主な発症のおこり方
- 約30%の方に閃輝暗点、疲労感、集中困難、あくび、首肩のコリ、光や音へ過敏となる症状などの前兆があり、それから頭痛が発症します。
※閃輝暗点(せんきあんてん):視野の中心が見え難くなり、その周囲にキラキラと輝く歯車の様なギザギザ模様が見え、次第に視野全体に広がっていきます。
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02
緊張型頭痛
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- 好発年齢
- 30歳以上
- 性差
- 男:女=2:3
- 部位
- 両側の側頭部から後頭部
- 痛みの症状
- 頭が締め付けられるような圧迫感、頭重感
- 主な発症のおこり方
- 一日中、頭痛がだらだらと続き、特に夕方に強くなります。
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03
群発頭痛
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- 好発年齢
- 20~40歳代
- 性差
- 男:女=1:4
- 部位
- 片側~両側の前・側頭部
- 痛みの症状
- 脈拍に一致した拍動性の頭痛
- 主な発症のおこり方
- 約30%の方に閃輝暗点、疲労感、集中困難、あくび、首肩のコリ、光や音へ過敏となる症状などの前兆があり、それから頭痛が発症します。
代表的な脳疾患
脳卒中とは「脳梗塞」や「脳出血」「くも膜下出血」などの脳血管障害の総称です。以下には、危険な頭痛を伴う代表的な脳疾患をご紹介いたします。
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01
脳梗塞
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脳梗塞は、何らかの原因で脳の血管が詰まることで起こります。脳の血管が詰まると、血液の流入が止まり、脳の神経細胞がダメージを受け、様々な障害が生じます。主な症状としては、手足や顔の痺れ・動かし辛さ、ふらつき、バランス不調、嘔吐、言語障害、他人の言うことがわからない、物が二重に見える、など、血管が詰まった場所や大きさによって、その症状は様々です。
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02
脳出血
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脳出血は、何らかの原因で脳の血管が破れることで起こります。脳の血管が破れると、脳が腫れ、脳の健常な部分にも酸素や栄養が行き渡りにくくなります。その結果、脳の神経細胞がダメージを受け、様々な障害が生じます。主な症状としては、手足や顔の痺れ・動かし辛さ、ふらつき、バランス不調、嘔吐、言語障害、など、血管が破れた場所や大きさによって、その症状は様々です。
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03
くも膜下出血
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くも膜下出血は、何らかの原因で脳とその表面にある「くも膜」と呼ばれる薄い膜の間を走行している血管が破れ、脳と「くも膜」との間(くも膜下腔)に、急激に出血が広がることで起こります。主な症状としては、けいれん発作、激しい頭痛や吐き気、意識障害、失語症、など、出血の場所や大きさによって、その症状は様々です。
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04
脳腫瘍
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脳腫瘍は、脳に発生する腫瘍のことです。 最初から脳内に生じた原発性脳腫瘍と、体の他の部位のがんが転移してきた転移性脳腫瘍とに分けられます。脳腫瘍は子供からお年寄りまでさまざまな年代に生じます。主な症状としては、頭痛、嘔吐、視力障害、けいれん発作、半身麻痺、言語障害、視野障害、聴力障害など、脳腫瘍の生じた場所や大きさによって、その症状は様々です。
頭部外傷
頭部外傷で一命をとりとめても、体の麻痺や高次脳機能障害や嚥下障害などの後遺症が残ることがあります。
意識障害が長引く(遷延性意識障害)もあり、点滴加療を行う場合もございます。
脳のどの部分が障害されたかで現れる症状が異なります。
当クリニックでは、その人の症状にあわせてリハビリテーション専門医が適切に判断し、症状にあわせたリハビリテーションを実施します。
神経難病
神経難病には、まだはっきりとした原因や治療法が判明していない病気などが含まれます。
当院での治療経験がある病気は下記となります。
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パーキンソン病
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進行性核上性麻痺
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若年性リウマチ
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慢性関節リウマチ
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慢性炎症性脱髄性多発根神経炎
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後縦靭帯骨化症
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原発性抗リン脂質抗体症候群
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神経ベーチェット病
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筋萎縮性側索硬化症(ALS)
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進行性核上性麻痺
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大脳皮質基底核変性症
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重症筋無力症
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多発性硬化症
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脊髄小脳変性症
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多系統萎縮症
無理に自己診断したり、不安なまま過ごすのではなく、お気軽にご相談ください。