症状
頭痛について
頭痛は、我が国の4人に1人が患っています。
その原因も多種多様です。
頭痛には、命に関わる頭痛と、命に関わらない頭痛があります。
命に関わる頭痛として、特にクモ膜下出血は絶対に見逃してはならない頭痛です。
いずれにせよ、頭痛により生活の質を損ないます。
命に関わらない頭痛
詳細な検査を必要とするケース
患者さんごとに症状や状況が異なるので一概に言えないところはありますが、下記のような見分け方ができます。
突然発症し、今までに経験したことのない頭痛では、クモ膜下出血を疑います。
早朝に頭痛が起こり、次第に悪化していく頭痛では、脳腫瘍を疑います。
感染による頭痛では、髄膜炎を疑います。
意識障害や運動麻痺を伴う頭痛では、脳卒中(脳梗塞・脳出血)を疑います。
数日前~数か月前に頭部打撲などの頭部外傷による頭痛では、頭蓋内出血を疑います。
片頭痛
好発年齢 20~40歳代
性差 男:女=1:4
部位 片側~両側の前・側頭部
痛みの症状 脈拍に一致した拍動性の頭痛
主な発症のおこり方 約30%の方に閃輝暗点、疲労感、集中困難、あくび、首肩のコリ、光や音へ過敏となる症状などの前兆があり、それから頭痛が発症します。
*閃輝暗点(せんきあんてん):視野の中心が見え難くなり、その周囲にキラキラと輝く歯車の様なギザギザ模様が見え、次第に視野全体に広がっていきます。
判断が難しく治療も異なるため、専門家の診断を元にご判断ください。
群発頭痛
好発年齢 20~40歳代
性差 男:女=5:1
部位 決まった時間帯に突然起こることが多く、特に夜間睡眠中に多い印象があります。
痛みの症状 片側の目の奥から側頭部にかけてえぐられるような、突き刺さるような痛みで1~2時間続きます。飲酒が原因な事があります。
命に関わる頭痛
詳細な検査を必要とするケース
患者さんごとに症状や状況が異なるので一概に言えないところはありますが、下記のような見分け方ができます。
突然発症し、今までに経験したことのない頭痛では、クモ膜下出血を疑います。
早朝に頭痛が起こり、次第に悪化していく頭痛では、脳腫瘍を疑います。
感染による頭痛では、髄膜炎を疑います。
意識障害や運動麻痺を伴う頭痛では、脳卒中(脳梗塞・脳出血)を疑います。
数日前~数か月前に頭部打撲などの頭部外傷による頭痛では、頭蓋内出血を疑います。
自分で判断せずに、速やかに医療機関にご相談ください。
患者様からいただいたご質問
-
Q
市販の頭痛薬を常備していますが正しいのでしょうか?
-
A
市販だから悪い、ということはありません。
しかし、頭痛の原因や症状は様々で頭痛薬もまた様々な成分・種類が存在します。
症状に対して適切な治療薬が存在するため、一般の方が適切な組み合わせを選べるかは難しいところです。
また、医療機関が扱う治療薬は市販のものよりもとても幅広く、そして効き目も強いものが多く存在します。
診察を受けるには時間を要してしまいますが、頭痛を早く解決するには医療機関にかかるのが結果として早いことが多いので、市販薬を使用されている方もご検討ください。
頭痛での外来について
頭痛の緊急性と症状を見極めて、治療プランを計画します。
悩んでいる方の多い頭痛。頭痛の治療経験が豊富な当院では、着実に頭痛を解消できるよう治療プランや生活改善指導を行っています。これまで片頭痛だと思っていたものが違った、病気の早期発見に繋がった、ということもありますので、頭痛を放置せず、適切な治療で早期改善を共に目指しましょう。
診療時間・ご予約はこちら
自分で判断せずに、速やかに医療機関にご相談ください。